【PEST分析】自社以外の外部環境に目を向け、視座を上げる

インドで働くビジネスマンのためのMBA入門講座

インドでビジネスをするならマクロ的に捉える視点を養ったほうがいい。日本にいた時のように社内やチームの中だけに目を向けていては解決しない問題に翻弄され、ビジネスでの達成感を感じることは到底不可能だ。

そこで、言うまでもなく重要になってくるのがマーケティング外部環境分析である。これは、ビジネスマンが自社を取り囲む外の世界に目を向けるために新たな視点を提供してくれる便利なフレームワークである。

PEST分析とは

PEST分析とはPolitics、Economy、Society、Technologyの頭文字をとった略称だ。この4つの視点で、自分の分析したい業界と時代に焦点をあて、事実を収集する。
厳密に言うと、この4つの視点は下記のように更に細分化される。


Politics

・法律(規制・税制)
・政府・関連団体の動向
・消費者保護
・公正競争 等
 

Economy

・景気
・価格変動(インフレ・デフレ)
・貯蓄率
・為替
・金利 等  

Society

・宗教
・価値観
・倫理観
・社会模範
・世論
・教育レベル
・習俗習慣
・ライフスタイル 等  

Technology

・技術革新
・特許
・技術のライフサイクル
・生産
・商品化技術
・代替技術 等

PEST分析を実務で使いこなせない理由

PEST分析は至ってシンプルであるにも関わらず、その根本的な必要性や実務での有用性を理解していないが故に、使いこなせていないビジネスマンが多い。

ここでは、PEST分析を実務で活かし、自社の儲かる仕組み作りとなるマーケティング活動に活かすために理解しておきたいポイントを外部環境およびPEST分析の2つの視点からまとめた。
 

外部環境分析

・外部環境分析とは、内部環境分析との整合性を取ることを目的とした分析ツールである。そのため、外部環境分析だけではマーケティング活動の戦略やなんらかの確固たる結論を導くことは難しい。

・外部環境分析は、それぞれのフレームワークにある指標を定点観測し、変化から読み取れることが多い。故に、ただの一つのフレームワークや指標を不定期に不規則に見たところで考察できることは少ない。
 

PEST分析

・PEST分析は、「一定の期間」における「業界」を分析し、その期間および少し先の未来を予測できる(仮説を立てる)フレームワークである。

・PEST分析は、業界を取り巻く環境を分析をするもので自社を分析するものではない。多くの人がこの業界を自社とすり替えて分析してしまう傾向があり、PEST分析で重要となるマクロ的視点を見失いがちである。

・PEST分析は、事象を洗い出しそこから自分なりに予測する仮説を導き出すことが最も重要である。実際は、このプロセスまで至っていない人が多い。

・PEST分析は、定点観測し、チーム、部署、会社規模で共有しておくことで、その重要性を理解することができる。
「成長を加速する」記事一覧へ

関連記事