【PEST分析】自社以外の外部環境に目を向け、視座を上げる

インドで働くビジネスマンのためのMBA入門講座

PEST分析で使える情報の集め方

PEST分析を日常的に使いこなせない理由の一つに、情報収集が手間であったり、精度の高い情報収集の方法が不明確なことにある。
自分の知識やインターネットで調べただけでは、偏った事象や信憑性のない情報を収集している可能性もあるからだ。

ここで、精度の高いPEST分析を実施するための、情報の集め方の事例として2つの方法を紹介する。

1つ目は、下記のような一次情報に触れることがあげられる。
 

1.実際に自分が体験して得た情報

2.行動観察(対象者を観察して得た情報)

3.アンケート調査 

4.省庁が公開している統計データおよびそのデータのソース 等


日本では総務省や経済産業省が毎年各業界や属性別調査データを発表している。データによっては、調査データにまとめる前の数値情報が全て公開されている場合もある。こういった一次定量データに触れ、自分なりの考察から事象を導き出すことも必要である。

インドでは、なかなか精度の高いオープンソースに出会うことは少ないところが難しいところだ。

2つ目は、チームワークを活用する方法だ。

自分の知識や経験、手持ちのデータからできる限りPEST分析の指標に沿って情報を洗い出した後、チームメンバーで情報の共有を実施する。ホワイトボードなどに書き出して視覚的に全員で共有していくことを推奨する。

すべてのデータが洗い出された後、共有情報はグルーピングしていき、情報に不確実性があると感じるものについてはその信憑性について議論していく。
課長、チームリーダー、それ以外の立場の違うメンバーと意見交換をすると情報量や視点は広がりを見せより効果的だ。

最後に、洗い出した情報の中で、自社の業界の近い将来にインパクトを大きく与えそうな視標をいくつか選択すると良い。PEST分析のすべての指標を定点観測しようとすれば負担は大きいが、1つや2つの指標であればさほど難しくはない。

自分が定点観測していくキーワードを決め、日常的に外部環境へ目を向けることができれば、高い視座、広い視点で時代の変化を捉えられるようになっていく。
 


本コンテンツは、Siva-station主催インドで働くビジネスマン向け「MBA入門講座 マーケティング基礎」の一部内容を抜粋したものである。


【記事監修/見上 真生】

2015年グロービス経営大学院卒(MBA)。インドで働くビジネスマン向け「MBA入門講座」のファシリテーター。
 

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