ヨガで仕事の生産性を向上させよう ~肩こり編~
【お悩み】ひどい肩こりに悩まされて仕事に集中できません。職場でもできる手軽な解消方法はありますか?

第二回目の今回からは、ビジネスパーソンの具体的なお悩みに対して、ヨガの考え方からアドバイスをお伝えしていきます。
お話を聞いたのは、インドでヨガスタジオVyom Wellness Yoga & Ayurvedaを運営している、ヨガ講師歴14年のミカ先生。ヨガの観点から、お悩みへの具体的なアプローチ方法をご紹介いただきました。
お話を聞いたのは、インドでヨガスタジオVyom Wellness Yoga & Ayurvedaを運営している、ヨガ講師歴14年のミカ先生。ヨガの観点から、お悩みへの具体的なアプローチ方法をご紹介いただきました。
肩こり等による労働生産性の損失額は、年30万円
今回のテーマは「肩こり」。運動不足や長時間のデスクワークにより、肩こりに悩まされているビジネスパーソンは、多くいらっしゃるのではないでしょうか。肩こりだけでなく、肩こりが一因となって引き起こされる頭痛や倦怠感は、仕事における悩みの1つですよね。
東京大学の研究グループが2018年に発表した調査によると、肩こり、腰痛、ストレス、睡眠不足など従業員の体調不良が悪化すると、1人当たりの労働生産性の損失額が年30万円増えると報告されています。
また、研究グループは「職場の健康づくりで損失を抑えることが、業績向上につながる」と分析しています。近年では、経済産業省が推進する「健康経営」への関心の高まりもあり、これからのビジネスパーソンには、自身の健康管理も重要な仕事になってくると言えます。
そこで今回は、肩こりに対して、ヨガ視点による具体的なアドバイスをご紹介します。また、この他にも、ヨガを日常生活に取り入れているビジネスパーソンへのアンケート結果をご紹介します。
東京大学の研究グループが2018年に発表した調査によると、肩こり、腰痛、ストレス、睡眠不足など従業員の体調不良が悪化すると、1人当たりの労働生産性の損失額が年30万円増えると報告されています。
また、研究グループは「職場の健康づくりで損失を抑えることが、業績向上につながる」と分析しています。近年では、経済産業省が推進する「健康経営」への関心の高まりもあり、これからのビジネスパーソンには、自身の健康管理も重要な仕事になってくると言えます。
そこで今回は、肩こりに対して、ヨガ視点による具体的なアドバイスをご紹介します。また、この他にも、ヨガを日常生活に取り入れているビジネスパーソンへのアンケート結果をご紹介します。
【回答】血流をよくする動きを取り入れてみましょう
今回は、オフィスでも手軽にできる3つの動きをご紹介します。どれも椅子に座ったまま出来る簡単な動きなので、是非、仕事の合間やお昼休憩などで取り入れてみてくださいね。
3つの動きをご紹介!
①“肩を回す”動き
まずは、準備運動も含めて、肩を回して肩周辺の筋肉をほぐしていきましょう。
A: 外回し
1.両手の指先をそれぞれの肩の上に置き、顔の前で両肘をくっつける
2.息を吸いながら、顔を上に向けるのと同時に、くっつけていた両肘も離しながら、頭頂に向かって持ち上げる
3.引き続き息を吸いながら、胸を広げて両肘を後ろに回していく
4.次は息を吐きながら、体の力を抜き、両肘を後ろから下に下す
5.引き続き息を吐きながら、両肘を下から前へと動かしながら、両肘をくっつける
6.1~5を5回くらい行う
ポイントは、呼吸に意識を向けることです。
今度は、反対向きに回してみましょう。
B: 内回し
1.両手の指先をそれぞれの肩の上に置き、顔の前で両肘をくっつける
2.息を吸いながら、顔は正面のままで、くっつけていた両肘を離しながら下に下す
3.引き続き息を吸いながら、両肘を後ろに回して胸を張る
4.次は息を吐きながら、腕を大きく回しながら両肘を頭頂に向かって持ち上げる
5.引き続き息を吐きながら、肘を頭頂から顔の前に下ろしながら、両肘をくっつける
6.1~5を5回くらい行う
ここでも、呼吸へ意識を向け続けることが大切です。