インドの再生可能エネルギー事情

インド政府もガス産業を後押し

最近のインド政府の取り組みとしては、以下が挙げられる。

•    インド政府は、2023年までに約5,000 の圧縮バイオガス(CBG)プラントの設置を計画している。
•    インド政府は、全国にガスパイプラインネットワークを拡大するために、約7,000億ルピー(約1兆583億円)の投資を計画している。
•    国営石油公社は、液化石油ガス(LPG)インフラを改善し、クリーンエネギー事業を促進するため、ウッタル・プラデシュ州で72億3,000万ルピー(約109億円)の投資を計画している。
•    石油省は、クリーン燃料の使用を促進するため、バイオCNGプラントと関連インフラを7,000億ルピー(約1兆583億円)でセットアップすることを計画している。
•    2018年末には、長さ約1万3,500 kmのガスパイプラインが建設された。
•    2018年中に、都市ガス流通(CGD)ネットワークの下で、22の州・連邦準州における174の地区を構成する86のエリアがカバーされた。

今後も堅調に経済が成長していくと予想されているインドにおいては、エネルギー源の確保はとても重要だ。ただ、昨今、国際社会からの目も厳しくなる中、今後も増え続ける莫大な数の国民に対して、いかに環境に配慮したエネルギー源を確保していくのかは、政府にとって大きな課題であると言える。

まとめ:高まるエネルギー需要と環境への配慮を両立

インドのエネルギー需要は、継続的で力強い同国の経済成長を背景に、すべての主要経済国のエネルギー需要よりも成長スピードが速いと予想されている。 その結果、世界のエネルギー需要に占めるインドのエネルギー需要の割合は、2017年の5.58%から2040年には11%に増加すると予想される。

ここで考えなければならないのが、環境問題である。冒頭にも述べたが、昨今のインドにおける大気汚染問題は深刻だ。再生可能エネルギーの開発や、石油ではなく天然ガスなどの化石燃料の利用を増やすことが求められる。

【参考文献】

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