インドの新型コロナウイルス事情

インドのコロナ事情

新型コロナウイルス患者数がまだ3桁台だった3月後半からロックダウン(インド全土封鎖)が始まり、外出禁止のSTAY HOMEな日々が続きました。期間は度々延長され、合計2ヶ月以上に及ぶロックダウン期間となりました。6月以降からは、ロックダウンが解除され段階的に経済活動が再開し始めています。

世界でも上位に昇る大気汚染都市があるインドですが、マスクをつける現地の人は今までかなり少数派でした。このロックダウン期間が始まってから人生でマスクをはじめて着けたという現地の方も多く、適切なマスクの着け方やマスクをつける意味を知らないために、マスクを着けない人や鼻を出した状態でマスクを着けている人があちこちで散見されました。そのため、州によってはマスクを着けていない人に罰金があったり、インドの各メディアはマスクの付け方や効能などの報道もよくしています。日本では日常的にマスクを着けている人も多いため、マスクを自然的に着用できる人が大半ですが、ここインドではマスク1つにしても問題の種です。

当院のあるグルガオンの在印日本人御用達のショッピングモール「サウスポイントモール」内のお店も政府のガイドラインに沿って7月から本格的に再オープンしはじめました。

当院のあるサウスポイントモールの入り口では、検温、手指消毒とインド国内専用のコロナ追跡アプリ「Aarogya Setu」の提示が求められます。


 

モール内エレベーターのソーシャルディスタンス(社会的距離)マーク。以前は4人以上乗れていましたが、今は感染拡大防止のために4人までしか乗れません。

ロックダウン中に閉店してしまったお店も多く、街には「賃貸募集中」の張り紙を貼った店舗が目立つようになりました。


ロックダウン中に閉店した当院のあるサウスポイントモール内の美容院の様子。

経済活動は段階的に再開しはじめてきていますが、現時点では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかる余地もなく日々陽性患者数は増えるばかりです。

ロックダウンが解除されても外に出ることをためらう人はまだまだ多く、いつも非常に混雑していた道路も商業施設もまだ閑散としています。いつ感染拡大に歯止めがかかるかわからない情勢下、経済活動を再開せざるを得ないこのインドの現在の状況に対してインド在住の方達にとっては不安を抱える日々がまだまだ続きます。
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