今、日本がインドと組む理由とは!? あらゆる分野で民間への開放が進み、チャンスが広がる

インドにおける日本企業のビジネスチャンスとは②

Infobridgeがお送りする連載コラム、「インドにおける日本企業のビジネスチャンスとは」。前回は、「日本企業の強み、インドでの活かし方」というテーマで、日本企業がどんな強みを持っており、それらをインドでどう活かすことができるのか、日本の優れたところを活用して見出すビジネスチャンスについて、取り上げさせていただきました。今回の執筆テーマは、「今、日本がインドと組む理由とは!?」です。なぜ日本とインドなのか、もっと踏み込んで考えると、なぜインドなのか?を深堀していきたいと思います。

「インドは人口も多いし、いずれは中国を抜いて人口は世界第一位になる。経済成長も続いているし、市場としてのポテンシャルは高そう。ITや数学にも強い人材がたくさんいる、ソフトウェア開発はレベルが高いのだろう。」というのが、多くの方がインドをビジネス的視点で見る際に抱く印象ではないでしょうか?実際、上記のようなイメージは間違っていません。しかし、それだけでは「なぜ日本がインドと組むのか?」「日本企業がインドと組んでどんなメリットがあるのか」を考える上では情報が不十分ではないかと思います。

そもそも、なぜインドなのか?これを考える上で、人口の数やインドが強い産業を考えるのも大切ですが、インドが取り組んでいる政策にも目を向けると、いかに外国企業にチャンスの扉を用意しているかが分かります。例えば、現在インドは自国の財政を強化し、より高い成長を続けるためにインド国内での製造業およびインドから他国への輸出の促進を積極的に行っています。特に、2014年の第1次モディ政権の時に始まったMake in Indiaという産業政策は、インドのGDPに占める製造業の割合を増やし、雇用を生み出すことを目標に展開されています。このMake in Indiaという政策には、対象業種における投資やイノベーション促進、知的財産の保護や製造インフラ構築のための新規優遇措置が含まれています。インドの製造業というと、自動車の印象が強いかもしれませんが、電子機器や食品加工、宇宙工業、防衛、鉄道や再生可能エネルギーなど、分野は多岐に渡ります。中国の人件費の高騰や、アンチチャイナの風潮も高まっていることもあり、多くの外国籍企業がインドを製造拠点として考えるようになっています。

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