インドものづくりDXに迫る!~日本の中小企業が知るべきデジタル化の波(前半)

コロナショック後、インドではこれまでの10年に相当するデジタル化による市場の変化がたった3~4ヵ月で起こったと言われる程、インド市場には劇的な変化が起こっています。中国に依存した製造業のサプライチェーンを再検討する動きが世界の製造業で加速する中、GAFAをはじめとする米国企業がインド市場のデジタル化を加速するための大型投資を次々に決定したことも、インド市場のDX化(デジタルトランスフォーメーション)を加速させています。

そのような環境の中で、インド市場の製造業は従来からどのような方向に変化しているのでしょうか?ものづくり分野においてもDX化は起こっているのでしょうか?

従来よりインドでは、インド政府による国内製造業振興策『Make in India』によりGDPにおける製造業の比率を2014年の17.2%*1から2022年には25%まで引き上げる目標を掲げていましたが、その一方でインド製造業の産業用ロボットの利用台数は日本の1%未満であり、インド国内においては‘機械を導入するより人手が安い’という製造現場の状況がありました。

【製造業におけるインドと日本の比較】

その一方で、今後5年間(2019~2023年)におけるインドのIoT産業の成長率*5は、インダストリー4.0や農業等の産業分野で年平均成長率60%、ヘルスケア等を含む消費分野で年平均成長率18%と世界のIoT産業の成長率8.1%と比較しても驚異的な成長が予測されています。
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