源泉徴収年次ステートメント「Form26AS」の新様式が発表!

インド新時代の礎を築く最新の税務戦略に学ぶ ⑧

Form26ASとは?

日本においては給与から源泉徴収された所得税額を確認するとき、会社から発行された「源泉徴収票」を確認するのが一般的ですが、インドでは会社から発行される「Form16」の数値が税務当局のポータルサイト上で反映され、最終的に税務当局からオンラインで発行される「Form 26AS」というフォームで源泉徴収された所得税額を確認します。

この書類は2010年にインド税務当局から公式に発表され、TDSやTCSといった源泉所得税にかかる年間の納付状況について、源泉徴収義務者ごとに日付順で記載されているため、それまでは取引先ごとに発行されるサイン済のForm 16/16AやForm 27Dにおいて確認しなければならなかった当該年度の納税額が、オンライン上で容易に一覧として把握することが可能となっています。

Form26ASは、インドの税務当局が公式に運営している”e-Filing”と呼ばれる納税者ポータルサイトで公式に発行されており、アカウントを登録すれば入手が可能となっています。このように非常に有用なForm26ASですが、2020年6月から様式が変更となり、開示情報の範囲が拡大されましたので、本稿ではその詳細について解説したいと思います。

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