源泉徴収年次ステートメント「Form26AS」の新様式が発表!

インド新時代の礎を築く最新の税務戦略に学ぶ ⑧

Form26ASの新様式における変更点

税制改革と納税手続きに関する透明性の向上を政策目標に掲げるインド政府は、2020年度予算案において納税者憲章の制定に加え、税務申告の手続きの透明化・簡素化の一環としてForm26ASの改訂について発表しました。

(インド納税者憲章の制定に関する記事はこちら)

基本情報(PART A)

まず基本情報において開示情報が拡大されています。具体的には、これまで開示されていた納税者名、PAN番号、住所に加えて、Aadhaar(アーダール)番号、生年月日、携帯電話、メールアドレスが追加開示されることとなります。

その他詳細情報(PART B)

以前のForm26ASでは、源泉所得税の徴収のみと限定的でしたが、今回は新たに特定の金融取引(株式の売却、投資信託の償還、不動産の売却などの金融取引)や税金の納付・還付の状況、税務調査等の係争事案の進捗ステータスなどが盛り込まれています。特に還付金手続きに関する進捗状況や、税務調査の進捗状況に関する開示は納税手続きの透明性向上が見込まれるため、納税者からは大きな期待が寄せられています。

(根拠法令:2020年財政法及び1961年所得税法第285BB条)

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