大企業同士の協業に見る日印連携

インドにおける日本企業のビジネスチャンスとは④

近年大都市を中心に進む不動産開発にも、日印連携の事例が増えています。三菱商事、住友商事、丸紅など、日系大手商社がデリーやムンバイ、チェンナイといったメトロ都市において、地場大手ディベロッパーと開発を進めています。断熱性や耐久性といった機能性のある新しい建設材料、効率的な事業計画による人件費や工期の削減など、インド市場に必要なノウハウのある日系大手企業に、インド企業からの注目が集まっています。

製造業、不動産、これらはほんの一例であり、他にも多くの大企業同士の日印協業が行われています。資金力や資源が豊富なことが強みである大企業同士の連携では、大規模な事業が可能となります。双方がもつ経験値やノウハウ、ネットワークを合わせることで、インド経済に大きなインパクトをもたらし、また新たな市場開拓にもつながります。インド政府はあらゆる分野での民間開放を進めており、インド市場にあるビジネスチャンスに、日本や他国で培った事業経験のある日系大手の協力が期待されています。

ビジネスチャンスが大きいからこそ、インド大手企業との連携には日系企業側にも求められるもののハードルは高くなってきます。なかなかこのハードルを超えられない・・・しかしインド市場には進出したい・・・という日系企業も多いのではないでしょうか。次回は「スタートアップを皮切りにしたインド進出」というテーマで、大企業同士の連携とはまた違った日印連携の事例をご紹介します。


[参考元]
スズキ / レスポンス / 47NEWS / Global Japan Consulting / 丸紅

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福井 希望
Infobridge India Pvt. Ltd.
2010年4月~インド在住。2012年より、インドにおけるマーケティングやコンサルティングサービス・新規事業創出サービスを提供するインフォブリッジにて勤務。

<インフォブリッジグループについて>
2006年より日系大手メーカーを中心に、高級品からマス商品迄、幅広く市場調査や事業企画、新商品開発支援等を行っており、インドにおける一からの事業開発の支援も行っています。また、インド政府やインド企業の日本企業との、ビジネスマッチングにも数多く携わっています。グループにインド国内10拠点以上を構える市場調査会社、デリー近郊グルガオンでのレンタルオフィスサービス運営会社を持ち、様々なクライアントのインド進出ニーズに応えます。また、現地法人インフォブリッジ・インディアとの連携を活かし、法人設立や販路開拓、マーケティングの他、現地大学生・テック関連技術者などを募ったハッカソン・アイディアソンの開催、スタートアップ支援など、幅広くインド進出をワンストップで支援しています。

ウェブサイト: http://www.infobridgeasia.com/
お問い合わせ: http://www.infobridgeasia.com/contact/
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