日本で働くためにはどのぐらいの日本語能力が必要か?

JLPTとNAT-TESTの違い

 
テスト名 JLPT NAT-TEST
主催 公的機関(国際交流基金、日本国際教育支援協会)  私的機関(専門教育出版社)
試験の頻度 年2回 年6回
インドのテスト会場 ニューデリー、プネ、コルカタ、チェンナイ、ベンガルール、ムンバイ、 シャンティニケタン、セーラム
*シャンティニケタン、セーラムは年1回 
ニューデリー、プネ、チェンナイ
 
  1. N2やN1の資格は、高度人材ポイント制で優遇される。
  2. 日本の医師等国家試験を受験するための必須条件となっている。
  3. 日本の一部の大学や学校を受験する学生は、語学科目を省略することができる*1
日本語能力を証明する必要がある企業の従業員は、JLPTの代替として取ることができる。
受験料 1,100 - 1,600インドルピー(レベルと受験会場による ) 1,000 - 1,800インドルピー(レベルと受験会場による )

*1詳細はJLPT公式サイトを確認してください。

1. 試験の開催頻度

NAT-TESTを受験する最大のメリットは、JLPTが年2回(7月と12月)しか実施されていないのに対し、NAT-TESTは年6回実施されるので、JLPT受験を控えている人は模擬試験のつもりでNAT-TESTを受験するができることです。

2. 試験会場

NAT-TESTはインドの3都市(ニューデリー※2020年1月より新たに追加、プネー、チェンナイ)のみで開催されています。上記以外の都市にお住まいの方にとっては、JLPTの方が良い選択肢かもしれません。

3. 試験の難易度

例えばJLPT N4レベルの準備をしている場合、NAT 4Qを受験することができます。問題形式や受験級ごとの難易度分けはJLPTと同じように設計されています。NAT-TESTの主催者によると、NAT-TESTの試験内容はJLPTよりもやや難しいとのことです。

どのくらいの勉強時間を投資すればいいのか?

学習者個人の適性や学習環境、教材の入手のしやすさなど複数の要因によりますが、下の図は合格するために必要な日本語学習時間の目安を示しています。

日本語学習を始めようとしている人にまず注意しておきたいことがあります。JLPTやNAT-TESTの合格を目標にしている場合、日本語の文字の読み書きは避けて通れないということです。インドの学習者にとって、日本語の会話や聞き取りは簡単に感じられるかもしれません。インドの固有言語と日本語の構文は似ており、また日本語の音韻体系はインドの言語よりも単純だからです。しかし、ひらがな、カタカナ、漢字の読み書きを学ぶのは大変な作業です。



日本語学習にどれくらいの時間を投資すべきか計算してみましょう。例えば、あなたが機械系やIT系のエンジニアで、日本での就職を目指してJLPTN3レベルの合格を目指しているとします。あなたは、週末(土日)に合計6時間の日本語学習をすることにしました。月間の総学習時間は24時間です。1年半から2年程度でN3レベルをクリアできるレベルに達することができます。

また、仕事を一旦退職して日本語学習だけに専念する場合、平日(月~金)に毎日8時間の学習時間を確保することができます。月間の総学習時間は160時間になり、3~4ヶ月でN3レベルに達する可能性があります。
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