日本で働くインド人ってどんな感じ?(1)

シャムとの出会い

ご自身の基本的なプロフィールを教えてください。



私はケララ州出身で、妻と2人の子供と一緒に東京に住んでいます。東京で大手米国IT企業でソフトウェアテストエンジニアとして働いています。約4年になります。

初めて日本に滞在したのは2008年で、NGOのプログラムで農業を学ぶために奨学金を得て来ました。10ヶ月間の滞在中に日本語能力試験N4レベルの日本語を習得しました。

もともとはITの資格を持たずに商学部を卒業したため、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたわけではありませんでした。日本から帰国後、インドでの最初の仕事は日系旅行会社でバイリンガルスタッフとして働くことでした。

しかし、アクセンチュアに就職したことが大きな転機となりました。最初の仕事は日本語翻訳をする契約社員でしたが、在職中にITスキルの研修を受けました。その後、大手IT企業にIT管理者として転職し、日本語のスキルを活かしながら、技術領域の経験を積んでいきました。

今はどのような仕事をしていますか?

現在は、ソフトウェアの技術テスティングのチームリーダーをしています。私ともう一人のメンバーが日本のクライアントサイトに常駐し、残りの8人はチェンナイのオフショアオフィスに常駐しています。

日本語のバイリンガルなので、インド人チームと日本のクライアントとのコミュニケーションの橋渡しをするのが私の役割です。
今の仕事はとても楽しいです。一番気に入っているのは、一緒に仕事をしている素晴らしいチームメンバーです。いつも一緒にランチやディナー、お酒を飲みに行きます。

もう一つ好きなことは、現在のプロジェクトの内容です。私のクライアントは保険会社で、そのドメインで仕事をするには業界に特化した知識が必要です。たくさんの学びが私を興奮させ、日々自分のキャリアを成長させていることを実感させてくれます。

仕事以外では、新しい町に出かけたり、日本の魅力的な場所に旅行したり、新しいアクティビティをしたりと、余暇を楽しんでいます。日本ではいろいろな場所を探索することができ、飽きることがありません。



ネガティブな点を挙げると、長時間労働が一番のストレスです。ここ日本では、クライアントの期待値が高すぎて、インドの常識をはるかに超えています。例えばあなたの製品の品質が95%だとします。それをあと3%向上させるためにさらに数時間働けと言われます。それがあらゆるタスクにまで及び、結果的に仕事のオーバーロードが常態化してしまうのです。

日本での子供の生活は大変です。私には二人の子供がいますが、公の場でも私立の場でも、子供が遊ぶには制限がたくさんあります。大声を出してはいけない、近所の人に文句を言われるから夕方6時以降に外で遊んではいけない、騒音が下の階の住民の迷惑になるから、家の中で走ってはいけない、などなど。

夜遅くに子供たちが外で遊んでいた時に、近所のおばあさんが子供たちの写真を撮って警察に送ったことがありました。すぐに警察がうちに来て、あなたの近所の人から騒音の苦情があったと言いに来ました。



日本食は私にとっては問題ないのですが、インド人の知人、特にベジタリアンやイスラム教徒の友人たちは、日本での食事管理が難しいと感じています。日本ではハラルフードの選択肢はほとんどありません。彼らは普段の生活ではなんとかやっていけますが、たまに旅行の時などは食べ物を選ぶのに苦労することがあります。日本は現在、メーカーやレストランに働きかけて食に関するガイドラインを作り、多様な選択肢を用意することで、異なる食習慣をもつ人たちのニーズに対応しようと急いでいます。
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