インドから3月以降に出国した外国人、 10万人に迫る
【ニューデリー】インドから出国した外国人は、3月からの2カ月半で約10万人にのぼることがわかった。
インド民間航空省 (運輸省に相当) によると、3月6日以降、388便もの臨時便が平均250名の乗客を乗せてインド各地から飛び立ったという。
これらの臨時便を運航した航空会社には、ルフトハンザ・グループ、シンガポール航空、カタール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、KLMオランダ航空、エア・カナダ、日本航空(JAL)、ウクライナ航空、アエロフロート航空、ユナイテッド航空などが含まれる。
外国人はインドの各地で立ち往生していたため、これらの便の運航は困難を極めた。例えばロシア政府が自国民の帰国支援を決めた時、ロシア国籍者はマナリからリシケシュ、ゴアなどで立ち往生していた。まず、これらの国はインド政府の支援を受けて自国へのチャーター便が出発する都市までの輸送を行った。インドの航空会社数社が、外国籍者のためにインド国内の都市間をつなぐチャーター便を運航し、それを利用した外国人が自国行きのチャーター便に乗ることができたのだ。
ムンバイのチャトラパティ・シヴァージ国際空港当局によると、同空港では3月25日から5月14日の間で、合計8,950名以上の乗客の本国送還を53便の臨時運航によって行ったという。その送還先は、テヘラン、チューリッヒ、バリ、アディスアベバ、パロ、ロンドン、アトランタ、アムステルダム、シンガポール、パリ、フランクフルト、ケニア、モーリシャス、マスカット、東京などだ。
同局が手配した本国帰還便のうち、アトランタ行きはデルタ航空が運航する計8便で2,000名以上が避難した。今回のロックダウン期間中にムンバイから出国した人数では最も多い。
グジャラート州では足止めされたイギリス国籍者の本国退避を実現するため、イギリス高等委員会によってアーメダバードから多くのチャーター便が手配された。これらのチャーター便はブリティッシュ・エアウェイズによって運航され、およそ1,500名が本国へ帰還した。アーメダバードからは合計13本の救援便が過去1か月半の間に運航されたが、その中には2本のムンバイ行きエアインディア便と、ニューヨーク行きに接続するデルタ航空便が含まれる。
コルカタからは合計1,000人近くの外国籍者が本国へ帰還した。アトランティス・アルメニアン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、スイス航空、スリランカ航空、ビーマン・バングラデシュ航空、ロイヤルブータン航空などが運航した。
ケララ州からは多くの臨時便が運航した。オマーン航空が53名のオマーン人をコーチンからマスカットへ送還、ブリティッシュ・エアウェイズが170名のイギリス人を送還、エア・アラビアが18名のアラブ首長国連邦国籍者をシャルジャへ送還、そしてスイス航空が164名のスイス人をチューリッヒへ送還した。ティルバナンタプラムからは、イギリス人110名がロンドンに退避帰国し、クウェート人206名はクウェート航空で出国、モルディブ人160名はモルディブ航空の2便でマレに退避帰国した。
ハイデラバードからは、ロックダウン開始以来合計3本の臨時便が運航した。乗客135名を乗せたブリティッシュ・エアウェイズ のバーレーン便、乗客72名を乗せたエア・アラビアのシャルジャ便、そしてケニア国籍者を乗せたインディゴのムンバイ便だ。ケニア国籍者はムンバイからケニア航空便で帰国した。
ベンガルールのケンペゴウダ国際空港からはロックダウン開始以来、合計3,000名の外国籍者が合計22便で、17の目的地に帰国した。
ゴアからは3月22日以降、合計6,000名以上が35本の救済便で帰国した。これらの救済便は英国、ロシア、イスラエル、フランス、米国、イタリア、スペイン、ポーランド、カザフスタン、フィンランド、ベラルーシ、ドイツ、スイス、アルメニア、マレーシアへと飛んだ。
学生から聖地巡礼者まで多くの人々が、ブータンやミャンマーなどの近隣諸国へも退避している。
ガヤーからは、立ち往生している人々を退避させるため、外国の航空会社による臨時便が5便も飛んだ。ミャンマー国際航空、タイ・エア・アジア、タイ・スマイル航空は、ガヤーからバンコク、ヤンゴン、ラオスに人々を退避させた。
チャンディーガルからは、ロイヤルブータン航空が多くの学生をブータンに送還した。
[参考元]
THE TOMES OF INDIA
Close to 1 lakh foreign citizens have flown out of India since March
インド民間航空省 (運輸省に相当) によると、3月6日以降、388便もの臨時便が平均250名の乗客を乗せてインド各地から飛び立ったという。
これらの臨時便を運航した航空会社には、ルフトハンザ・グループ、シンガポール航空、カタール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、KLMオランダ航空、エア・カナダ、日本航空(JAL)、ウクライナ航空、アエロフロート航空、ユナイテッド航空などが含まれる。
外国人はインドの各地で立ち往生していたため、これらの便の運航は困難を極めた。例えばロシア政府が自国民の帰国支援を決めた時、ロシア国籍者はマナリからリシケシュ、ゴアなどで立ち往生していた。まず、これらの国はインド政府の支援を受けて自国へのチャーター便が出発する都市までの輸送を行った。インドの航空会社数社が、外国籍者のためにインド国内の都市間をつなぐチャーター便を運航し、それを利用した外国人が自国行きのチャーター便に乗ることができたのだ。
ムンバイのチャトラパティ・シヴァージ国際空港当局によると、同空港では3月25日から5月14日の間で、合計8,950名以上の乗客の本国送還を53便の臨時運航によって行ったという。その送還先は、テヘラン、チューリッヒ、バリ、アディスアベバ、パロ、ロンドン、アトランタ、アムステルダム、シンガポール、パリ、フランクフルト、ケニア、モーリシャス、マスカット、東京などだ。
同局が手配した本国帰還便のうち、アトランタ行きはデルタ航空が運航する計8便で2,000名以上が避難した。今回のロックダウン期間中にムンバイから出国した人数では最も多い。
グジャラート州では足止めされたイギリス国籍者の本国退避を実現するため、イギリス高等委員会によってアーメダバードから多くのチャーター便が手配された。これらのチャーター便はブリティッシュ・エアウェイズによって運航され、およそ1,500名が本国へ帰還した。アーメダバードからは合計13本の救援便が過去1か月半の間に運航されたが、その中には2本のムンバイ行きエアインディア便と、ニューヨーク行きに接続するデルタ航空便が含まれる。
コルカタからは合計1,000人近くの外国籍者が本国へ帰還した。アトランティス・アルメニアン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、スイス航空、スリランカ航空、ビーマン・バングラデシュ航空、ロイヤルブータン航空などが運航した。
ケララ州からは多くの臨時便が運航した。オマーン航空が53名のオマーン人をコーチンからマスカットへ送還、ブリティッシュ・エアウェイズが170名のイギリス人を送還、エア・アラビアが18名のアラブ首長国連邦国籍者をシャルジャへ送還、そしてスイス航空が164名のスイス人をチューリッヒへ送還した。ティルバナンタプラムからは、イギリス人110名がロンドンに退避帰国し、クウェート人206名はクウェート航空で出国、モルディブ人160名はモルディブ航空の2便でマレに退避帰国した。
ハイデラバードからは、ロックダウン開始以来合計3本の臨時便が運航した。乗客135名を乗せたブリティッシュ・エアウェイズ のバーレーン便、乗客72名を乗せたエア・アラビアのシャルジャ便、そしてケニア国籍者を乗せたインディゴのムンバイ便だ。ケニア国籍者はムンバイからケニア航空便で帰国した。
ベンガルールのケンペゴウダ国際空港からはロックダウン開始以来、合計3,000名の外国籍者が合計22便で、17の目的地に帰国した。
ゴアからは3月22日以降、合計6,000名以上が35本の救済便で帰国した。これらの救済便は英国、ロシア、イスラエル、フランス、米国、イタリア、スペイン、ポーランド、カザフスタン、フィンランド、ベラルーシ、ドイツ、スイス、アルメニア、マレーシアへと飛んだ。
学生から聖地巡礼者まで多くの人々が、ブータンやミャンマーなどの近隣諸国へも退避している。
ガヤーからは、立ち往生している人々を退避させるため、外国の航空会社による臨時便が5便も飛んだ。ミャンマー国際航空、タイ・エア・アジア、タイ・スマイル航空は、ガヤーからバンコク、ヤンゴン、ラオスに人々を退避させた。
チャンディーガルからは、ロイヤルブータン航空が多くの学生をブータンに送還した。
[参考元]
THE TOMES OF INDIA
Close to 1 lakh foreign citizens have flown out of India since March