インド オンライン学習に費やす時間、10人中6人が増やすと回答:調査



【バンガロール】インド人はオンライン学習に費やす時間について、10人中6人のビジネスパーソンが今後増やすという。ビジネス特化型ネットワークLinkedInが、隔週で発行するインド人材市場の信頼調査に関する短信Workforce Confidence Indexの第3号で伝えた。

この調査結果は2,323人の回答に基づいており、今後の職業機会の見通しに対する慎重な楽観姿勢をあらわしている。インド人ビジネスパーソンたちがオンライン学習に費やす時間を増やす理由として、リモートワークや縮小する求人市場、スキルアップの必要性、そしてこのような困難な時代に自己意識を高める必要性を感じていることなどが挙げられる。本調査結果によると、インド人ビジネスパーソンの60%がより多くの業界知識を得たいと考えており、57%がキャリアアップの方法を学びたいと回答、そして45%がオンライン学習を通じてコミュニケーション能力を向上させたいと考えていることが分かった。

インド人ビジネスパーソンは、仕事と家事のバランスを取る必要性から効率的なプランニングを切望していることも分かった。回答者の43%が、より良い時間管理術や整理術、優先順位のつけ方について学びたいと答えている。さらに、仕事に関すること以外の学習意欲があることも分かった。インド人の40%が仕事とは関係のない面白いことを学びたいと回答しており、30%が情緒面での幸福感を向上させたいと回答した。

「この不確実な状況下で、多様なスキルを身につけることは成功の秘訣になる。そのため、スキルアップが喫緊の課題として挙がった。当社のLinkedInラーニングのデータによると、インド人ビジネスパーソンによるLinkedInラーニングコンテンツの閲覧時間は過去2カ月で176%と急増している。『リモートワークの基礎』や『戦略的思考』などは特に人気のあるコースだ」と、同社の人材・学習ソリューション担当のRuchee Anandディレクターは述べる。

「弊社はまた、LinkedIn ラーニングにある275本以上のコースを全世界で無料提供した。メンバーが移転可能なスキルを身に着け、不況にも強くなり、変化するビジネス環境にも落ち着いて適応できるよう支援している」と同氏は述べている。

本調査はLinkedInラーニングの2020年3月~2020年4月のデータに基づいて作成された。新型コロナウイルス感染拡大の時期に、インド人ビジネスパーソンが同コンテンツを閲覧する時間が増加している背景を分析している。  

[参考元]
THE ECONOMIC TIMES
Six in 10 Indian professionals will increase their time spent on online learning: Survey
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