印スタートアップへの投資案件、新型コロナで33%が保留に:FICCI調査

スタートアップ投資
【ハイデラバード】新型コロナウイルスは、成長資金に大きく依存するインドのスタートアップの資金調達に影響を与えている。

インド商工会議所連盟(FICCI)とインドエンジェル投資家ネットワーク(IAN)が合同で行なった調査には、インド国内のスタートアップ250社以上が回答した。それによると、ロックダウン前にピッチを行った企業のうち実際に資金を受け取った企業は、わずか8%だった。

本調査によると、投資家が決定を保留していると回答したスタートアップは全体の33%にのぼった。また、投資家と契約を結んだがまだ資金を受け取っていないと回答したのは全体の17%、投資家が取引をキャンセルしたと回答したのは10%、投資家が投資の意向を固めていないと回答したのは32%だった。

資金不足に陥ったスタートアップは、35%が事業活動を一時停止、33%が組織拡大や生産活動の増強を保留にしていると回答した。また、23%は販売機会の損失に遭い、9%は組織全体のコストがかさんだと報告している。

総じて、スタートアップが現在求めているのは、資金援助や減税、迅速な税の還付、投資家のスタートアップ投資を後押しするための公的支援、政府による早急な認可手続き、そして政府調達への参加機会を増やすことなどだ。

この調査結果について、IANのプレジデントでありFICCIスタートアップ委員会の共同議長を務めるPadmaja Ruparel氏は「このように先行きの見えない時期こそ、私たち投資家は重要な役割を果たすべきだ。それはスタートアップへの資金提供やメンタリング、そして危機を乗り越えるための手厚い支援などだ。IANは最近デットファンドの立ち上げを発表したが、これはIANのポートフォリオ企業が運転資金を調達して事業継続性を確保するため、投資家から資金を集めて実現した。困難な時期を乗り切るためにはより多くのスタートアップが資金支援を受けられるよう、このような取り組みをもっと大規模に実現しなければならない」と述べた。  

FICCIスタートアップ委員会創設者であるHCLのAjai Chowdhry議長は、「スタートアップにはイノベーションを起こす大きな可能性がある。しかし今の状況では、運転資金不足で大きなプレッシャーにさらされている。ここ数年で生み出された膨大な数のイノベーションを救うため、今行動する必要がある。政府と産業界は彼らに手を差し伸べ、資金提供やビジネス機会創出などの形で支援するべきだ」と述べた。    

[参考元]
THE TIMES OF INDIA
33% startup investments put on hold due to Covid-19: Ficci survey
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