インド工学系新卒者のうち、年収80万ルピー以上の高給取りの内定を得られるのはわずか3%:調査

新卒者

【バンガロール】 高付加価値の技術職に採用企業が求めるスキルと実際の新卒者のスキルギャップに対処するために、Scaler(エデュテック系スタートアップのInterviewBitによるプラットフォーム)はScaler Edgeと呼ばれる大学との連携プログラムを立ち上げた。

また、オンラインスキル講座に対する需要の高まりに対応するため、同社は今年度さらに500人のティーチング・アシスタントとメンターの新規採用を予定している。

業界推計によると、インドでは毎年150万人のエンジニアが卒業しているが、その中で技術分野に関連のある職に就いているのは2万5,000人に過ぎない。そのうち、ソフトウェア分野には約2万2,000人の求人がある。大部分(1万8,000人分)はITサービス分野で、年収わずか30~50万ルピー程度の報酬しか得られていない。産業に適した技能の欠如は、産業全体の雇用の現状を大きく左右している。

同社はこのギャップに対処するため 、学生が業界指向のスキルセットを構築し、将来のキャリアパス追求を支援するために、テクノロジー企業のトップCTOSとエンジニアからのインプットを用いて設計された、2年間の大学との共同プログラムを開始した。

さらに推計によれば、募集中の技術職のうち、新卒者に80~100万ルピー相当の高給パッケージでかつ自律性と学習能力の理想的な組み合わせを提供するポジションはわずか約4万件(150万人いるエンジニアのうち3%に該当)に過ぎない。高給で質の高い職に就きたいと考える卒業生の3%のうち一流大学出身者が大半を占めており、二流以下の大学出身者にとって質の高い就職機会が不足していることがうかがえる。

大学卒業生の数と実際に募集されている新卒採用枠が不均衡なため、年間約120万5,000人の技術者がキャリアを再検討し、技術職以外の雇用にぶら下がらざるを得ない状況に陥っている。

このコースでは、学生が将来の採用企業に自分の能力をアピールするために履歴書に追加できる実務的なプロジェクトに取り組むこともできる。

「エンジニアリングの卒業生には質の高い仕事に必要なスキルが不足していることを示す業界データを考慮して、学生が業界志向のスキルを習得し、雇用機会を改善するために利用できる最高のリソースを確実に得られるようにしたいと考えた。私たちの取り組みの最前線で、私たちはScaler Edgeを考案した。業界の専門家から直接学び、インドの技術革新の最先端にいる人々から指導を受けることは、将来の技術リーダーを育成するために不可欠であると私たちは考えている」と、InterviewBit and Scaler Academyの共同創設者であるAbhimanyu Saxena氏は述べた。

「新型コロナウイルス感染症は、一流のテクノロジー企業での経歴を持つ講師が、業界ですぐに役立つスキルのライブ学習を提供するという、一世代に一度の機会を与えてくれたと信じている。私たちはScaler Edgeの新しい学生たちと一緒に仕事をしたいと思っており、このプログラムを通して彼らと一緒に学ぶことを楽しみにしている」と、InterviewBit and Scaler Academyの共同創設者であるAnshuman Singh氏は述べた。

このプログラムは、技術やコーディングの事前経験を必要とせず、あらゆる学生に開かれている。プログラムの最初の年はコンピュータサイエンスの基礎を学び、2年目にはインドのテクノロジーで最も切望されている5つの分野、すなわちデータサイエンス、機械学習/AI、モバイル開発、フルスタック開発、バックエンド開発の中からキャリアコースを選択する。

グーグル、ウーバー、アマゾン、フェイスブック、フリップカート、Myntra、Dunzoなど600社以上のグローバル企業がInterviewBitを利用して新卒者を募集している。これらの企業を含め、これまでに4,000人以上の学生がInterviewBitを利用している。

[参考元]
THE ECONOMIC TIMES
Only 3% engineering grads get high-quality tech jobs with packages above Rs 8L: Survey

「生活」記事一覧へ

関連記事