広島県、インド最大級のイノベーションハブ「T-Hub」とパートナーシップを締結(日本の自治体として初)、連携事業を開始

広島県は、次世代ソリューションや新しいビジネスモデル創出を牽引するインドの先駆的イノベーション・エコシステムリーダーであり、インド最大級のイノベーションハブ「T-Hub」とパートナーシップを締結しました。この提携により、両者はイノベーション創出や起業家育成、オープンイノベーションの分野で協力し、広島県とテランガナ州のスタートアップ・エコシステムの育成に貢献していきます。第一弾として、広島県・インド共同プログラム「ROAD TO SHINE (R2S)」を2020年9月より開催します。これにより、インドIT学生をはじめとした若手IT人材とのイノベーション創造、ならびに将来的な日印のスタートアップや企業とのマッチング等へのきっかけ作りを進めていきます。

このプログラムでは、「The Future City You Want to Create」をテーマに、社会をより良い方向に変えたいという情熱と意欲、社会的・社会的な視点を持ち、社会課題を解決するようなソリューションを生み出す次世代のリーダーを育成することを目標にしています。本プログラムを通じて、広島県とT-Hubは、テランガナ州のスタートアップのエコシステム、特に州都でありインド第二のIT都市であるハイデラバードから学生やエンジニアの参加を募り、プログラムを実施します。参加者は、新型コロナウィルスで変化した現状の生活から課題を見出し、その解決方法を考えるにあたり、テクノロジー中心の考え方ではなく、HCD (Human Centered Design) の考え方で、根本的にイノベーションとは何かを深堀し、ソリューションアイデアを構築します。
 

T-HubのCEOであるラヴィ・ナラヤン(Ravi Narayan)氏は、「広島は長年にわたり、革新的なエコシステムとブランドの創出に成功してきました。今回の『Road to Shine(R2S)』プログラムでは、将来的に社会が直面する課題に対処し、社会にインパクトを与える可能性のあるイノベーション創出に注目しています。我々は、広島県とのパートナーシップにより、両地域のイノベーション・エコシステムに成長の機会を提供でき、スタートアップやイノベーターがより大きな機会を探求できるようになることを期待しています。」と意気込みを語っています。
また、湯崎英彦・広島県知事は、「イノベーション立県を目指す広島県は、T-Hubとのパートナーシップ締結を、固定概念にとらわれない革新的なサービスやプロダクトの創出につなげていきたい。」と当プログラムに対する期待を示しています。

テランガナ州、特にハイデラバードのスタートアップ・エコシステムは、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)などのグローバル企業に勤務するIT人材を多く輩出し、新たなイノベーション、新サービス、新ビジネスの道を切り開いてきました。日本にとっては、インドの同都市と組むことはイノベーションで競争力を高めようとする成長意欲の強い日本企業にとってもチャンスであり、日印連携の今後の活性化のためにも注目するべきプログラムと言えるのではないでしょうか。

R2Sプログラム公式ページ

[T-Hubとは]
世界屈指のIT企業がこぞって研究所を設けているバンガロールに次いで、インド第二のIT都市とも言われるハイデラバード(テランガナ州)にあるインド最大級のイノベーションハブ。イノベーション・エコシステム構築のために実施しているプログラムの数も年間平均10超と多く、政府や教育機関、国内外の企業との提携により、多くのインドのスタートアップに支援を展開。設立時の2015年には、テランガナ州のスタートアップは400社程度だったのに対し、2020年9月現在では2000社超まで増加。同州のイノベーション・エコシステム構築に大きく貢献し続けている。

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