バンガロール東地区、欧米人居住者の多い便利なIT地区

インド南部、カルナータカ州の州都であるベンガルール（バンガロール）は、IT都市として世界中からその名を知られている。インド版シリコンバレーの異名のもと、ITのスタートアップ企業が日夜、新しい技術・サービスを生み出そうとしのぎを削っている街だ。
バンガロールには、インド国内でも有名な研究開発機関や工科大学なども拠点を構えるほか、マイクロソフト、グーグル、アマゾンなどの名だたる大手外資系IT企業も集積している。

今回は、これら外資系企業が集積するエリアに近く、ここで働く欧米人も多く居住する、バンガロール中心部から見て東に当たる地区「ホワイト・フィールド」を取り上げる。欧米人向けに開発された快適でラグジュアリーな住環境を紹介するほか、IT企業の集積エリアに関する不動産情報を紹介する。

先にも述べた通り、主にITというキーワードをもとに、世界の名だたる企業がインドの中でも首都デリーではなく、ここバンガロールにインド拠点を構えている。それゆえ、これらの企業周辺では、インド拠点に勤務する欧米人などの姿をよく見かけることができる。特に多いのが、バンガロール市街地から見て東にあたる地区「ホワイト・フィールド」だ。

その名の通り、過去に欧米人（白人と呼ばれる人たち）が多く住んでいた地域で、今でもその名を引き継ぎ、多くの欧米人が居住している。ホワイト・フィールドには、これら欧米人向けに開発されたラグジュアリーな高層マンション、まるでリゾートのような開放的なヴィラ（戸建て住宅）など、高級住宅が点在している。

また、大型のショッピングモール「フェニックス・マーケット・シティ」や「フォーラム・バリュー・モール」なども同地区内にあるため、生活も便利だ。

ホワイト・フィールドにある住宅で、まず驚くのがその広い敷地だ。バンガロール中心地区にはない広大な土地を利用し、ゆったりと余裕をもって建てられている。特にヴィラ（戸建て住宅）では、贅沢な敷地使いが顕著にみられる。またIT企業の集積地域も近くにあるため、これに従事する人たちの居住区となっている。

そのほか、同地区内にバンガロールでも有数の大型ショッピングモールが建てられており、買い物にも便利。生活に必要なものは、これらのショッピングモールでほとんど揃う。ここからは、住宅とショッピングモール、そしてIT企業の集積エリアの3つを具体的に見ていく。

ラグジュアリーな高層マンションとヴィラが混在する「Prestige White Meadows」

まず足を踏み入れると、約10万平方メートルの広大な敷地に魅了されるだろう。27階建ての高層マンション4棟に288戸、ヴィラが66戸混在するラグジュアリーな住宅エリアだ。バンガロールらしく緑をふんだんに取り入れており、用意されているスカッシュやバドミントン、テニスのコートで汗を流すのも気持ちいい。そのほかにも、プールやジムなどアメニティが充実している。
マンションの部屋のタイプは3、4BHK（LDK）から選べて、価格は約6600万円から。ヴィラの敷地面積は約520から約580平方メートルで、3階建て。インドで多い、親兄弟との2世帯、3世帯住宅も叶えられる広さだ。